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Scope 3 & Primary Data段ボール製造業

「御社の内部炭素価格はいくらですか?」——従業員95名の段ボール工場が、蒸気ボイラーの更新判断を変えた話

食品メーカーから「内部炭素価格はいくらですか?」と聞かれた段ボール工場95名の対応を解説。ICP3類型(シャドープライス・暗示的・内部課金)とGX推進法の波及構造、蒸気ボイラー更新判断への活用を紹介。

#内部炭素価格#GX推進法#ICP

内部炭素価格の設定——経営判断の新しい基準


月次の定例会議の後、食品メーカーの調達担当者がこう切り出した。「ところで、御社の内部炭素価格はいくらですか?」。

段ボール工場の営業部長は一瞬固まった。「内部炭素価格」という言葉は聞いたことがある。大企業がやっている何か——という認識はあったが、自社に「いくらですか?」と聞かれるとは思っていなかった。従業員95名。年間生産量は段ボールシート約1億2,000万㎡。A式ケース(みかん箱型)を中心に、食品メーカー向けの包装資材を製造している。蒸気ボイラーは重油焚き、製造ラインの電力は東京電力から買電、配送はディーゼルトラック。ESG専任者はいない。工場長が環境対応を兼務している。

「内部炭素価格」は、自社の排出するCO2に「仮想の値札」をつける手法です。英語ではICP(Internal Carbon Pricing)。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)が導入を推奨しており、2020年時点で世界約2,000社が何らかの形で採用しています。しかし、中堅・中小の製造業にとっては、まだ「大企業の話」に見える。

この記事では、(1) ICPとは何か——3つの類型と日本企業の実際の価格帯、(2) なぜ食品メーカーがサプライヤーにICPを聞いてくるのか——GX推進法とサプライチェーン波及の構造、(3) 従業員95名の段ボール工場を想定したICPシミュレーション、(4) ICP導入の前提条件である「正確な排出量把握」をどう実現するか、を順に整理します。


ICP 3つの類型とSMEの導入アプローチ

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ICP(インターナルカーボンプライシング)——3つの類型と日本企業の価格帯

まず、「内部炭素価格」とは何かを正確に理解しておきましょう。環境省が公表しているガイドラインに基づくと、ICPには3つの類型があります。

類型1:シャドープライス(Shadow Price)

CO2 1トンあたりに「仮の価格」を設定し、設備投資の判断に使う手法です。実際の資金移動は発生しません。たとえば、蒸気ボイラーを重油から都市ガスに転換する投資案件を検討するとき、「CO2削減量 × シャドープライス」を仮想のコスト削減額として投資回収計算に織り込む。IEA(国際エネルギー機関)の将来予測価格や、同業他社のCDP公表データを参照して価格を設定するのが一般的です。

最もハードルが低い類型であり、段ボール製造業が最初に導入する場合、ここから始めるのが現実的です。

類型2:暗示的カーボンプライシング(Implicit Carbon Pricing)

過去の実績からCO2 1トンあたりのコストを逆算する手法です。たとえば、過去3年間の省エネ投資(照明LED化、コンプレッサー更新、ボイラー効率改善等)の総額を、それによって削減されたCO2総量で割る。「結果として、うちはCO2 1トンあたり**○○円**のコストをかけてきた」という実績ベースの価格です。資金移動はありません。

類型3:内部炭素課金(Internal Carbon Fee)

実際に資金を徴収する手法です。各部門や工場の排出量に応じて仮想の「炭素税」を課し、集まった資金を低炭素設備への投資に充てる。大企業(川崎汽船は8,500円/tCO2)で採用されていますが、従業員95名の段ボール工場が最初から導入するのは現実的ではありません。

日本企業の価格帯——1,000〜8,500円/tCO2

日本企業が公表しているICP価格は、業種や類型によって幅があります。

企業名ICP価格(円/tCO2)備考
コクヨ1,100文具・オフィス家具
KDDI1,000〜2,000通信
東京電力1,500エネルギー
デンカ2,000化学
川崎汽船8,500海運(内部炭素課金型)

従業員95名の段ボール工場が「御社の内部炭素価格はいくらですか?」と聞かれて、仮に2,000円/tCO2と答えられたとしたら。それは、デンカと同水準のICP運用能力を持っているという意味です。食品メーカーの調達担当者がその回答を聞いたとき、「このサプライヤーは気候リスクを定量的に管理できている」と判断する——これがICPの持つシグナル効果です。


なぜ食品メーカーがサプライヤーにICPを聞くのか——GX推進法とサプライチェーン波及

「大企業がやっていることを、なぜうちに聞いてくるのか」。この疑問に答えるには、ICPを取り巻く3つの外圧を理解する必要があります。

外圧1:TCFD提言とICPの推奨

TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)は、2017年の最終報告書で、企業が気候関連リスクを評価する手法としてICPの重要性に言及しています。日本では2023年にTCFDがISSBに移行しましたが、TCFD提言をベースとしたSSBJ(サステナビリティ基準委員会)基準が2025年度から適用開始です。食品メーカーがScope 3(サプライチェーン排出)を開示するとき、サプライヤーがICPを設定しているかどうかは、気候リスク管理の成熟度を測る指標の一つです。

外圧2:GX推進法とカーボンプライシング制度

GX推進法は、2028年度から化石燃料賦課金(Carbon Levy)を導入し、2033年度からは排出量取引制度(GX-ETS)を本格稼働させることを定めている。

——経済産業省「GX実現に向けた基本方針」 https://www.meti.go.jp/press/2022/02/20230210002/20230210002.html

この法律が意味するのは、CO2の排出に実際のコストが発生する時代が確定しているということです。食品メーカーの調達担当者がサプライヤーにICPを聞いてくるのは、善意でも趣味でもありません。将来の炭素コストがサプライチェーン全体に波及したとき、「その段ボールの値段は上がるのか、上がるならいくらか」を予測するためのデータが必要なのです。

外圧3:CDP質問票とICP開示項目

CDP(旧カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)の気候変動質問票には、ICPに関する設問があります。食品メーカーがCDPに回答するとき、サプライヤーのICP設定状況は回答材料の一つです。CDPのスコアリングにおいて、サプライチェーン全体でのカーボンプライシング活用は高評価の要素となっています。

つまり、冒頭の「御社の内部炭素価格はいくらですか?」という質問は、食品メーカー側のSSBJ開示義務・GX推進法対応・CDPスコアリングの3つの外圧が合流した結果です。段ボール工場がこの質問に答えられないことは、「気候リスクを定量的に管理していない」というシグナルを発することと同義です。


思考実験——従業員95名の段ボール工場でICPシミュレーション

ここからは具体的な数字を使ったシミュレーションです。あくまで構造を理解するための思考実験であり、特定の企業を描写するものではありません。

想定企業プロフィール

項目設定
業種段ボール製造業(段ボールシート・A式ケース等)
従業員数95名
主要排出源蒸気ボイラー(重油)、製造ライン電力、配送車両(軽油)
主要取引先食品メーカー3社、飲料メーカー1社、日用品メーカー2社
ESG専任者なし(工場長が兼務)
Scope 3の主要排出原紙(ライナー・中芯)調達

Step 1:排出量の全体像

段ボール製造の排出構造を整理します。

排出カテゴリ排出源年間排出量(想定)
Scope 1(直接排出)蒸気ボイラー(重油燃焼)——段ボール製造の熱源、コルゲーター(段ボール貼合機)の糊付け・乾燥に必要な蒸気を生成約1,800 tCO2
Scope 1(直接排出)配送トラック(軽油)——完成品を取引先工場へ配送約400 tCO2
Scope 2(電力由来)製造ライン電力——コルゲーター、印刷機、製函機(スロッター)、裁断機、コンプレッサー等約800 tCO2
合計(Scope 1+2)約3,000 tCO2/年

Step 2:ICP価格設定——環境省の4手法

環境省のガイドラインは、ICP価格の設定に4つの手法を提示しています。段ボール工場がそれぞれの手法を適用するとどうなるか。

手法概要段ボール工場への適用導出される価格帯
外部価格活用IEA等の国際機関が公表する将来の炭素価格予測値を採用IEAのWorld Energy Outlook 2023で2030年のCO2価格は約130ドル/tCO2(先進国シナリオ)。為替換算すると約19,500円/tCO2高い(国際整合性あり)
同業他社ベンチマークCDPに公表されている同業他社のICP価格を参照日本の素材・製造業では1,000〜2,000円/tCO2が中心帯1,000〜2,000円
社内協議経営層・工場管理者が協議して決定現実的に最も取りやすいアプローチだが、根拠が主観的になりやすい任意
CO2削減目標からの逆算中長期の削減目標から必要な投資額を逆算し、tCO2あたりの限界費用を算出「2030年までにScope 1+2を30%削減」が目標の場合、必要な設備投資額÷削減量で算出企業固有

Step 3:ICP 2,000円/tCO2で何が見えるか

同業他社ベンチマークに基づき、ICP 2,000円/tCO2を設定したと仮定します。

年間の仮想炭素コスト:3,000 tCO2 × 2,000円 = 600万円/年

この600万円は実際に支払う金額ではありません。しかし、「もし自社のCO2排出に年間600万円のコストがかかっているとしたら」——この仮想コストを投資判断に組み込むと、設備更新の優先順位が変わります。

Step 4:蒸気ボイラー更新の投資判断——ICPがあるとないとで何が変わるか

段ボール工場にとって最大の排出源は、蒸気ボイラーです。コルゲーターの糊付け工程では、でんぷん糊を加熱して段ボール原紙を貼り合わせるために大量の蒸気が必要です。現在の重油焚きボイラーを都市ガス焚きに転換する投資案件を考えてみましょう。

投資額:ボイラー本体+配管改修で約3,500万円

燃料転換によるCO2削減量:重油から都市ガスへの転換で排出係数が約25%低減。蒸気ボイラー由来の1,800 tCO2のうち約450 tCO2/年の削減。

ここでICPの有無が判断を分けます。

判断基準ICP導入前ICP 2,000円/tCO2 導入後
投資額3,500万円3,500万円
年間燃料コスト削減約200万円(都市ガスの方が重油より割安な場合)約200万円
年間仮想炭素コスト削減計算しない450 tCO2 × 2,000円 = 90万円/年
年間トータル便益200万円200万円 + 90万円 = 290万円
投資回収年数3,500万円 ÷ 200万円 = 17.5年3,500万円 ÷ 290万円 = 約12年
経営判断「17年はさすがに長い。見送り」「12年なら検討の余地がある」

ICP導入前の世界では、ボイラー更新は「17.5年で回収」——この数字を見た経営者は投資を見送ります。しかし、ICP 2,000円/tCO2を組み込むと回収年数は約12年に縮まる。さらに、GX推進法の化石燃料賦課金が2028年度に導入されれば、仮想コストが実際のコストに変わる可能性がある。「今のうちに転換しておくのが合理的ではないか」——ICPは、この判断の根拠を数字で提供します。


ICPの前提条件——「排出量が分からなければ、価格もつけられない」

ここまでのシミュレーションは、「年間排出量3,000 tCO2」という数字を前提にしています。しかし現実には、従業員95名の段ボール工場がこの数字を正確に把握できているケースは稀です。

ICPを設定するには、まず排出量を正確に計算する必要がある。排出量が分からなければ、「仮想の値札」をつける対象が存在しないからです。

段ボール工場の排出量把握——なぜ難しいか

排出源必要なデータ現実の課題
蒸気ボイラー(重油)月次の重油購入量(リットル)× 排出係数重油の納品伝票は経理のファイルキャビネットに紙で保管。デジタル化されていない
製造ライン(電力)月次の電力使用量(kWh)× 排出係数電力の請求書は経理が支払処理後にPDFで保存しているが、工場全体の合算値しかない。コルゲーター、印刷機、製函機の個別電力は不明
配送車両(軽油)車両ごとの月次軽油使用量(リットル)× 排出係数ガソリンカードの明細はあるが、車両ごとの集計はしていない
原紙調達(Scope 3)調達先ごとの原紙生産に伴うCO2排出原紙メーカーからの環境データ提供はなし

工場長がこれを手作業で集計しようとすると、経理の伝票を遡り、請求書を月別に分類し、排出係数を環境省のデータベースから検索し、Excelで掛け算する——この作業が毎月発生します。排出係数一つとっても、電力の排出係数は電力会社と年度によって異なり、重油は密度補正が必要で、軽油は車両の用途区分で係数が変わります。

そして、この「手作業で集計した排出量」を使ってICP 2,000円/tCO2を設定し、食品メーカーに「御社の内部炭素価格は2,000円です」と回答したとします。食品メーカーの調達担当者が次に聞くのは、こうです。

その排出量3,000 tCO2の根拠データはありますか?

ICPの価格設定には、排出量の正確性と、排出量の算定過程が検証可能であることが前提条件です。手作業のExcel計算では、「この数字がいつ、どの伝票から、どの排出係数を使って算出されたか」という監査証跡が構造的に存在しません。


Before/After:ICP導入に向けた排出量管理フロー

業務工程Before(紙伝票+Excel手作業)After(排出量自動蓄積型)
重油・軽油の購入量収集経理のファイルキャビネットから納品伝票を月次で転記(8時間/年)燃料の納品伝票・請求書をメール転送するだけ。AIが自動で品目・数量・単位を抽出
電力使用量の収集電力会社のPDF請求書を月次で開き、kWhを手入力(4時間/年)請求書PDF転送→自動抽出→統合台帳に即時反映
排出係数の検索・適用環境省データベースから年度別・燃料別の排出係数を手動検索、Excel数式に入力(6時間/年)グローバル排出係数エンジンが燃料種別・地域・年度に応じて自動適用。18地域対応
排出量の計算「購入量×排出係数」をExcelで手動計算、Scope 1/2の分類も手動(4時間/年)自動計算+自動分類。Scope 1(重油・軽油)とScope 2(電力)が構造的に分離
製品単位のCO2配分段ボール1箱あたりのCO2は「そもそも計算できない」PCF配分エンジンが質量配分・経済配分で製品単位のCO2を自動算出——段ボールA式ケース1箱あたりのtCO2が出る
データの検証・監査証跡「この数字はどこから来たのか」に答えられない**暗号台帳(WORM)**が証憑→抽出→計算の全過程を暗号チェーンで連結。敵対的監査エージェントがデータの整合性を自動検証
ICP計算排出量自体が不正確なので、ICPの計算結果も信頼できない常に最新の排出量データが蓄積されているため、ICP価格を掛ける対象が正確かつ検証可能
取引先への回答「約3,000トンくらいだと思います」(根拠なし)「3,047 tCO2です。監査証跡付きでお送りします」(暗号証明トークン付き)
年間合計工数約30時間(兼務の工場長が手作業)請求書・伝票のメール転送のみ

ICPが段ボール工場にもたらす3つの変化

変化1:設備投資の判断基準が変わる

前述のボイラー更新シミュレーションの通り、ICPを導入すると回収年数が短縮されます。これは蒸気ボイラーだけの話ではありません。段ボール工場には他にも判断を待っている投資案件があるはずです。

  • コルゲーターの蒸気ヒーター効率化(蒸気使用量の削減)
  • 印刷機のUVインキ切替(乾燥工程のエネルギー削減)
  • 配送車両のEV化(軽油からの排出ゼロ化)
  • 工場屋根への太陽光パネル設置(Scope 2の削減)

これらすべてに対して、「燃料コストの削減だけでなく、仮想炭素コストの削減も便益に含める」ことで、投資判断の優先順位が数字で可視化されます。

変化2:取引先からの質問に「数字で」答えられる

「御社の内部炭素価格はいくらですか?」に対して、「2,000円/tCO2です。年間の仮想炭素コストは約600万円です。排出量データは暗号証明付きで開示可能です」と回答できる段ボール工場は、食品メーカーにとって「気候リスクを定量管理できているサプライヤー」です。ICPを設定していないサプライヤーと比較されたとき、このシグナル効果が受注判断に影響します。

変化3:GX推進法の炭素コストを「先取り」できる

2028年度の化石燃料賦課金、2033年度のGX-ETS。これらが導入されたとき、CO2排出に実際のコストが発生します。ICPを今の段階で設定しておくことは、将来の炭素コストをシミュレーション済みであることを意味します。「賦課金が導入されたら、うちの段ボールの原価はいくら上がるのか」——この問いに、ICPを持つ工場はすぐに答えられます。


社内FAQ——「うちにICPは早いのでは?」への回答

想定質問回答
「ICPは大企業がやるものでは?」世界で2,000社がICPを採用していますが、導入企業の多くは「シャドープライス型」から始めています。シャドープライスは資金移動が発生しない——つまり、設備投資の判断に「もしCO2にコストがかかっていたら」という仮想計算を加えるだけです。新しい部署も、新しい予算も不要です
「価格をいくらにすればいいか分からない」環境省ガイドラインの4手法のうち、最もシンプルなのは同業他社ベンチマークです。CDPに公表されている日本の素材・製造業のICP価格は1,000〜2,000円/tCO2が中心帯。まず2,000円で試算し、食品メーカーからのフィードバックを基に調整するアプローチが実務的です
「排出量が正確に分からないのにICPを設定できるのか」できません。これがICPの最大の前提条件です。排出量が不正確であれば、「3,000 tCO2 × 2,000円 = 600万円」の600万円にも信頼性がない。まず排出量を正確に把握する仕組みを構築し、その上でICP価格を設定するのが正しい順序です
「GX推進法の賦課金はまだ先の話では?」化石燃料賦課金は2028年度から導入予定です。段ボール工場の蒸気ボイラー更新は、計画から稼働まで通常2〜3年かかります。2028年に賦課金が始まってからボイラー更新を検討するのでは、対応が間に合いません。ICPは「将来のコストを今の投資判断に織り込む」ための仕組みです
「食品メーカーにICPの数字を見せて、値上げ交渉に使えないか」使えます。ICPシミュレーションは、「もし炭素コストが実際に発生したら、御社への納入価格はこれだけ上がります」という定量的な値上げ根拠になります。感覚的な「コストが上がっているので」ではなく、排出量×ICPという計算式で示せる
「まず何をすればいいのか」最初のステップは、蒸気ボイラーの重油納品伝票と、電力会社の請求書を、1か月分だけ集めてみることです。この2つの数字があれば、Scope 1(重油由来)とScope 2(電力由来)の大枠が見えます。Marupassでは、これらの伝票をメール転送するだけで排出量が自動計算され、ICP価格を掛ける対象が即座に可視化されます


SAQ Shield

ESG Questionnaire Auto-Pilot

検証済み (WORM Ledger)
企業名株式会社ハムスター紙工
業種段ボール製造業
回答状況5/5 自動入力済
ID質問内容自動入力された回答データソース確信度
E-1.1年間の電力消費量(kWh)を記入してください1,080,000 kWh請求書自動取込
99%
E-1.2Scope 2 排出量(tCO2e)を記入してください476.28 tCO2e排出係数自動適用
98%
E-2.1再生可能エネルギーの使用比率を記入してください12.4%JEPX NFC 証書照合
95%
S-3.1労働安全衛生に関する方針を記述してくださいISO 45001 準拠の安全衛生方針を策定・運用中ガバナンス台帳
92%
G-1.1取締役会のESG監督体制を記述してください取締役会にサステナビリティ委員会を設置(年4回開催)ガバナンス台帳
97%
WORM Ledger に暗号アンカー済
手入力の作業時間:0 分

まとめ

「御社の内部炭素価格はいくらですか?」——この質問は、食品メーカー自身のSSBJ開示義務、GX推進法への備え、CDPスコアリングの3つの外圧が合流した結果です。段ボール製造業にとってICPは、蒸気ボイラーの燃料転換、配送車両のEV化、太陽光パネル設置——こうした設備投資の回収計算を変える道具です。

しかし、ICPの前提は正確な排出量データです。重油の納品伝票がファイルキャビネットに眠り、電力の請求書が経理のフォルダに散在している状態では、「3,000 tCO2 × 2,000円 = 600万円」という計算の土台がありません。

最初の一歩は、先月の重油納品伝票と電力請求書を1枚ずつ、メール転送してみること。Marupassが排出量を自動計算し、製品単位のCO2配分まで算出します。「御社のICP」の基盤となるデータが、その2枚から構築されます。

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